膣に違和感? 知っておきたい産後の膣トラブル

産後、膣に違和感をおぼえるという方は多いものです。
多少の違和感は誰にでも起こりうるもので、心配がいらない場合も多いですが、産後の身体のトラブルが
原因
の場合もあります。

産後の膣の違和感の原因には、以下のような身体のトラブルも考えられます。
気になる時は早めにお産をした病院に相談しましょう。

子宮下垂・子宮脱など

産後、子宮を支えている骨盤底筋が弱くなり支える力が足りなくなることで、子宮が下がってきてしまう「子宮下垂」や、膣から飛び出してしまう 「子宮脱」などが原因で膣の違和感が起きる場合があります。

軽度の子宮下垂では自覚症状がない場合も多いですが、「歩いている時に何かが当たる感じ」や「できものがある感じ」などの膣の違和感を感じる場合があります。

子宮だけではなく、前側にある膀胱が下がってきて膣から出てくる場合「膀胱瘤」、後ろ側にある直腸が下がって膣から飛び出してしまう場合「直腸瘤」という状態になります。

気になる症状がある場合は受診しましょう。

子宮復古不全

産後の子宮は、約6週間かけて元の状態に戻ります。

これを子宮復古と言いますが、この子宮復古がスムーズに行われず回復できていない状態を子宮復古不全と言います。
産後1週間ぐらい赤褐色の悪露が続いた後、次第に黄色、白色へと変化し、1ヵ月ぐらいで透明なおりものになるのが正常な経過ですが、赤褐色の悪露が続く場合など、違和感がある場合は早めに受診しましょう。



会陰切開・裂傷の縫合部の痛み

会陰とは、膣の出口と肛門の間のこと。

出産時に会陰切開を行ったり、自然裂傷が起きて縫合した場合、産後1ヵ月ぐらいは、縫合部に違和感をおぼえることがあります。
縫合は多くの場合、溶ける糸を用いるので抜糸の必要はありませんが、突っ張る感じや違和感がひどい場合には抜糸する場合もあります。

産後の違和感が残っている時期には排便に不安を持たれる方もいらっしゃいますが、排便で傷口が開くことはないので心配はいりません。

おしものことは他人に相談しづらいことや、産後のお母さんは赤ちゃんのお世話で忙しいこともあり、受診をためらわれる方も多いですが、膣に違和感が続く場合は早めに受診する ようにしましょう。